彼と私は特段、仲が悪いとか、相性が悪いとかそういうことはありませんでした。
ただし、「本当にこのまま関係を続けていいのだろうか?」という漠然とした不安があったのです。
将来も見えない日々が続いていて、2人の将来を考えた時に良いか悪いかの判断ができない状況でした。
ある日、2人で話し合う機会があり、思い切って私の方から言いました。
「私たちこれからもずっと一緒なのかな?」
すると、彼は彼で思うところがあったようで、「俺も時々考える。なんか惰性で付き合っていていいんだろうか、みたいな」と返答しました。
あえて別れてみる
私は強い結婚願望のようなものはありませんでしたが、ずっと変化のない毎日には少なからず不安も覚えました。
すると彼が「あえて別れてみるのも手じゃない?」と言いました。
彼の提案はこうです。
- 半年ほど別れてみる
- その間に新しい彼氏・彼女を作っても良い
- その相手が良ければ復縁はしない
かなりぶっ飛んだ提案で、正直最初は受け入れられませんでしたが、何も変化がないよりは良いかということで、結果的にこの話に乗りました。
実際に別れてみて…
それから実際に会うことなく、半年を過ごす日々が始まりました。
結論から言うと
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半年も持ちませんでした(笑)
当たり前のようにそばにいた彼がいなくなった寂しさから、1ヶ月がめちゃくちゃ長く感じて、「あ、これ無理だ」と思いすぐに彼に電話しました。
電話に出た彼にも素直に「早く会いたいわ」と言うと、めちゃくちゃ笑われました。
お互いの大切さを再認識
第三者が見たら、単なる茶番やのろけのように思えるかもしれません。私もそう思っている節はあります。
けど、一度距離を置いてみたからこそ、改めて彼の存在のありがたみを認識できたんだと思います。だからこそ、あの期間は私たちにとってはとても意味のあるものだったんです。
それまでの私たちは、お互いの存在が当たり前になっていたから、ちょっとした感謝を忘れていたことにも気づきました。あれから、よく2人の間で「ありがとう」という言葉が使われるようになったように思います。
ちなみに彼に「また別れてみる?」とイタズラで聞くことがあります。
すると決まって彼は
「絶対嫌!」
と答えます。今でも彼を選んで良かったと思っています。